アイリッシュのセッションで弾ける曲を増やす方法
セッションで聴いたチューンの曲名を調べる
セッションでとても素敵な曲が演奏されたので、自分でも弾けるようになりたいんだけど曲名がわからないということは良くあります。弾いている人に聞ければいいんですが、弾いている人も曲名を知らないということもあるし、知っていたとしても、何度も聞くのは気が引ける。そんな経験をしたことはありませんか?
そんな時に役に立つのがTunePalというソフトです。最初iPhone、iPad向けに開発されましたが、今ではAndoroidのスマホやタブレット端末でも使えるようになりました。このソフトを使えばセッションで演奏されている曲を数秒間録音してネットに送信することによりデータベースからその曲の曲名が何であるかすぐに調べることができます。その曲の楽譜もすぐに表示できますし、My Tunesに登録しておけば後でキーや速度を変えて好みの楽器の音色で再生することもできます。
曲名さえわかれば以下のサイトで楽譜やその曲が含まれるCDを検索することができます。但しアイリッシュの伝統音楽では曲名が同じでも全く違った曲だったり、同じ曲に複数の名前があったり、様々なバージョンがあったりするので、自分が聞いた演奏と同じ楽譜を見つけるのは一苦労です。まあ昔のようにいちから耳コピをするよりはずっと楽ですが...
The Session: 一つの曲に対して様々なバージョンが投稿されています。レコーディングリストもあり。曲の由来についての投稿者によるディスカッションなどもあり、大変興味深いです。世界各地でのセッション情報もあり。
irishtune.info:セッションで良く弾かれる上位20曲や、レコーディング回数の多い上位100曲、セッションで良く弾かれる曲が多く含まれているCDの上位40アルバム等の興味深いデータもあり。
abc notation home page: 曲の検索サイトですが、 abc記譜法やソフトウエアについての解説もあります。
セッション曲集
セッション曲集は様々なものが市販されていますが、セッションで演奏されているチューンをセッの形である程度まとめて覚えたいときにはCCE(Comhaltas Ceoltoiri Eireann)が作成しているFoinn Seisiun Bookを入手するのが良いでしょう。 1巻から4巻まで出ていて、CDも別売りされているので、音で曲を確認することが出来ます。色んな楽器の音が混ざっているので微妙な装飾音を聞き取ることは難しく、観賞用として聴くのには若干つらいものがありますが、利用している人は多いので、セッションで良く演奏される曲をてっとり早く覚えるには良いと思います。CCE本部のWebshopまたはCusty's Irish Traditional Music Shopで入手することが可能です。
ネット上で無料でpdfファイルとしてダウンロードできるセッション曲集もいくつかあります。アメリカのオンタリオ州kingstonのCCE支部で作成されたKingston Irish Session Bookは選曲も良く、目次から楽譜にリンクが張られているのでタブレットなどに入れておけば、素早く曲を探すことができます。
あと、BBCが提供していたVirtual Sessionのサイトが最近アクセスできなくなっていましたが、楽譜のPDFと音源のMP3はこちらから入手できます。
おまけですがB/Cアコーディオン奏者のPaddy O'Brienがケーリーバンドで良く演奏していたセットの曲集がWebで公開されていますので、ご興味のある方は見て下さい⇒Paddy O'Brien's Sets
有料ですが、これからアイルランドの伝統音楽を学んでセッションに参加してみたいという人おすすめなのはケルトの笛屋さんから出版されているThe First Tune Book はじめよう!アイリッシュ・セッション(音源付き)です。書籍を購入すると音源がネットからダウンロードできますが、著者のhataoさんがケルトの笛のブログで本書の内容にそったフルートでの演奏の解説動画を上げていらっしゃいます。
セッション曲集は様々なものが市販されていますが、セッションで演奏されているチューンをセッの形である程度まとめて覚えたいときにはCCE(Comhaltas Ceoltoiri Eireann)が作成しているFoinn Seisiun Bookを入手するのが良いでしょう。 1巻から4巻まで出ていて、CDも別売りされているので、音で曲を確認することが出来ます。色んな楽器の音が混ざっているので微妙な装飾音を聞き取ることは難しく、観賞用として聴くのには若干つらいものがありますが、利用している人は多いので、セッションで良く演奏される曲をてっとり早く覚えるには良いと思います。CCE本部のWebshopまたはCusty's Irish Traditional Music Shopで入手することが可能です。
有料ですが、これからアイルランドの伝統音楽を学んでセッションに参加してみたいという人おすすめなのはケルトの笛屋さんから出版されているThe First Tune Book はじめよう!アイリッシュ・セッション(音源付き)です。書籍を購入すると音源がネットからダウンロードできますが、著者のhataoさんがケルトの笛のブログで本書の内容にそったフルートでの演奏の解説動画を上げていらっしゃいます。
ABC記譜法について
ネット上で得られる楽譜の多くはabc記譜法で記述されています。abcを読み書きできるソフトウエアを使えば、少し修正を加えることによって、実際に演奏されている曲に合わせて楽譜を書き換え、それを再生したり印刷したりすることもできます。まあ曲を直ぐに覚えてしまうことができればそんなことは必要ないのですが... 記憶力が落ちている私はIpad MiniにTunebookというソフトを入れて持ち歩いています。The SessionなどWebから簡単にTuneをインポートして自分だけのTunebookを作ることができ、簡単に修正も可能。様々な楽器を選んでの再生、スローダウン、転調などもできます。
CDを購入する
セッション以外で曲を覚える方法としてはCDを購入するのが一般的です。注)昔はアイリッシュの伝統音楽のコアなCDや中古CDを置いているCDショップがありましたが、最近は余り見かけなくなり、CDはもっぱらネットで買うようになってしまいました。アイリッシュの伝統音楽を多くストックしているネットショップとしては以下のものがあります。自分が購入したことがあるところだけなので片寄りがあるかもしれませんが,ご参考までに...
注)若い人の間ではApple Music, Amazon Music unlimited, Google Play Music,Youtube Music, Sportifyなどの定額制の音楽ストリーミングサービスが人気ですが、自分はまだ利用していないので、どのサービスがアイルランドの伝統音楽のコンテンツが充実しているのかわかりません。情報があったら教えてください。
Claddagh Records : 楽器別にジャンル分けされていて、試聴もできます。配送も早い。
Custys Irish Traditional Music shop : CDと一緒にいつもお店のJohnさんから大変個性的な文字で書かれたポストカードが届きます。宛名の住所も同じく個性的な文字で書かれているのにいつも無事届くのが不思議です。ウエッブサイトのビデオクリップが最高!
cdbaby : 米国在住のプレイヤーのCDが充実してます。
Ossian USA : 同上
Compass Records : 毎年セントパトリックディの頃にセールをするので、その時が狙い目。
タムボリン : カタログを読むだけで楽しい日本の通販サイト。
番外編:もはや廃盤になってなかなか入手できない貴重な音源についてはこちらに紹介があります。 YoutubeやClareFM, Comhaltas Archives等多様な音源リソースへのリンクもあり。古いSPレコード盤のアイリッシュダンス音楽の音源ならこちら
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Compass Records : 毎年セントパトリックディの頃にセールをするので、その時が狙い目。
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番外編:もはや廃盤になってなかなか入手できない貴重な音源についてはこちらに紹介があります。 YoutubeやClareFM, Comhaltas Archives等多様な音源リソースへのリンクもあり。古いSPレコード盤のアイリッシュダンス音楽の音源ならこちら
Youtubeで探す
最近はYoutube 上でアイリッシュ伝統音楽の貴重な演奏動画や音源を聞くことができるようになりました。これを活用しない手はありません。でも玉石混交なので演奏の参考にするときには注意が必要です。多摩の練習会で取り上げたセットでYoutubeに参考になる演奏動画や音源が投稿されているものをTuneのページにピックアップしたので参考にしてください。
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